「そっか。莉音…二人で話したいんだけど」 「相川、じゃあ俺帰るから」 「うん。バイバイ蓮くん」 「莉音」 「あ、待ってよ祥太!」 図書室の滅多に人の来ない奥の椅子に座ると莉音も座った 「ねえ祥太、何で怒ってるの?」 「……」 「黙ってちゃわかんないよ」 そう言い、少しむくれた様な顔をする莉音 怒っているのに、そんな顔も可愛いと思ってしまう やっぱり俺、なんかおかしい 「祥太?「ごめん。なんかイライラしてた」…」 「話…していいかな?」