誓い《続》


響也side

書斎で机仕事をしていた時


ーコンコン

「ご主人様、少し、よろしいでしょうか」


「ああ、入っていいぞ」


切りがいいし、少し休もう
お茶でも頼むか


「失礼します。お飲み物をお持ちしました」


こいつはエスパーか
なんてタイミングの良い


「ああ、ありがとう」
あくまで冷静に


「あの、奥様は…」


「莉奈は、友人から電話があってでかけていったよ」


「…それで、どうした?」


「ちょっと、気になることがありまして…


相川の噂は、ご存知でしょうか?」