誓い《続》



なんだよこれ…
祥太はこれを残していなくなったんだ?


これじゃあ、もう会えないみたいじゃないか


手に紙が当てられた。
当てたのは莉音で、紙の隙間から文字が並んでるのが見えた


莉音の手紙か…読めってこと、だよな?


『莉音


莉音…いえ、莉愛様。
僕はもうあなたの側にはいられませんが、何も心配いりません。ご心配なさらないでください


莉愛様、僕はあなたのことが好きです
多分、小さい頃からずっと、好きでした


ごめんなさい、戸惑いますよね


大丈夫です。あなたが千里が好きなことはわかってますから


僕はあなたの笑顔が好きです。


千里とお幸せに。ずっと、ずっと笑っていてください』