「父さん、いったいどういうことだよ」 「どうもこうも、突然相川が小会社を潰してきたんだ」 その言葉に俺は眉をひそめた 事態は思っていたより進んでいたらしい 「悪いが今は忙しい。後で時間を作るからそこでいいか?」 「嫌だね。後で時間取れる保証がどこにある?手短に済ますから今聞いて欲しい」 千里が要点だけまとめて話した 話が終わって、社長が一言 「相川潰すか」 いやいやいや、結論早すぎですから 「それはいいけど、まずは莉音を助けないと」 …いいんだ? 「で、私に何をして欲しい?」