「…で、早速神宮寺社長に協力を煽ぐわけだ」
俺と千里が今いるのは、すごく高い門の前
「元々そのつもりだったからな。
でだ、これが今のところわかっている情報だ」
「ああ。
………相川と繋がっている『可能性あり』なんだな」
「ああ。そこがはっきりしないんだ。
証拠がない」
「おかえりなさいませ。千里様」
そういえば、こいつ神宮寺のお坊ちゃまだった
「ただいま。父さんいるか?話したいんだが」
「いらっしゃいます。ですが…」
老執事の次の言葉を聞いて、千里が走り出した
それになんとかついて行って着いたのは、一つの部屋
ーコンコン
「父さん俺だ。入る」
…返事は待たないんだな



