誓い《続》



「なんで知られてるの?」


「知らないよそんなの…」


こそこそと他の二人が話してるのが聞こえた


「…何を話してるの?」


「きゃぁっ!」


近づいていたのに気づいてなかったらしく、すごく驚かれた


お互いを見やって黙り込む二人


「…何を知られてるって?」


二人は、ハッとして顔を上げた


「何か、知ってるんだね」


確信的なことを言うと、目を泳がせて顔を俯けてしまった


「教えてくれないかな?莉音を探す手がかりになるかもしれないんだ」


「お二人して、莉音莉音って!相川さんがそんなにいいんですか!?」