誓い《続》



ーコンコン


「祥太…?入るぞ」


中にはベッドの上で膝を抱えて座る祥太
その目は暗く、その様子は気力が感じられない


「祥太…今日は休め。
じゃあ、また来…「父さん…」」


「父さん…俺は、…どうしたらいい…?」


泣きそうな、震えた声


「…今日は休め。
その後、立ち直ればいい。大丈夫だ。
お前は…お嬢様の執事、だろう?」


祥太の目から涙が伝った


「…っ、はい。」


しっかり顔を上げて頷いた
その目には、小さな光が戻っていた


祥太父は、そんな祥太を見て微笑んだのだった