誓い《続》



「はあ!?なんで!」


「…悪い」


学校だから大丈夫って気を抜いてた。


特に昨日莉音はどこか変だったのに…
もっと気を配っておくべきだったんだ


守るって誓ったのにっ!


「…とりあえず、莉音を探そう。
まだ、中にいるかもしれない」


「あ、祥太!」


走り出そうとした俺を千里が呼び止めた


「なんだ?」


こっちは焦って仕方がないってのに…


「莉音の靴箱見た方が早いだろ」


「それはそうだが……」


靴箱知らないぞ?


「大丈夫だ。莉音の番号なら知ってる」


「…おお」


なんで知ってんだよ