「ーではこれで、図書委員会を終わります」
ふぅ…終わったー
「さて、千里待たせてるからはやく行かないと…「おーい。」」
ん?今後ろから千里の声が…
「はっ!?千里?」
いつからそこに?
「ん〜…委員会の最初から?」
「なっ、嘘だ…」
「嘘じゃないっての。周り見てみろよ」
呆れたように言われた
周りを見ると、先生が微笑ましそうに見てる
…なんだかいたたまれない気分になってきた
「…もういいから。帰ろう」
俺は千里を引っ張って図書室を出た
図書室を出てすぐ、携帯をいじっている千里を横目にカバンの中の携帯に電源を入れておく