「そんなの知らない。はい。」
予め用意しておいたソレを男に渡す
『そんなの知らない』
これはただの強がり。強くあるための嘘。知らないわけがない
ごめんなさい。実は結構前から見てた
あの子が崩折れる少し前に、クラスメイトの大内さんたちは追い払った
あの子の友達として。
少しの間静かに待って、アレを差し出した
あの子は、まだ見えてたかな
なかまの二人が乱暴な方法で気絶させる前にアレを差し出したのは、私のせめてもの懺悔
あぁでも、見えてたなら、もうおしまいだね
ごめんね。莉音
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