誓い《続》



走るのを諦めて、ひょこひょこと歩いて教室に到着


帰りのHRは始まってるどころか終わりがけです


後ろの扉で少し立ち止まっていると、先生が気づいて


「相川。遅いぞ」


いいながら先生が来てくれたので、大きな声を出さないで済んだ


「すみません。化学の授業の片付けの手伝いを頼まれまして…。後、足が痛いので…。」


しっかりと考えていた理由を言うと、先生は納得してくれたようで


「それは災難だったな。じゃあ席に座って」


「はい。」


「めんどくさいことにならなくて良かったね。」


席に座ると、赤羽が話しかけてきた


「うん。それに何も間違ったこと言ってないから」