誓い《続》



「それは…約束は出来ないな」


ニヤリと勝ち誇ったように笑う男


「なっ…!?」


増えた!どこから、いつの間に?


いつの間にか現れた十数人の男たちに周囲を囲まれた


これじゃあ逃げられない


相手するにしてもこの人数、キツイよ……


「かかれ」


…命令してるって事は、あの二人はリーダー的な存在なんだな


…って!そんなこと考えてる場合じゃない!


「赤羽。絶対離れないで」


怖いかもしれないけど、ごめん


なんとかして、赤羽を逃がして私も逃げる


策を考えてる間にも、拳が迫る


それを寸でのところで避けて、足を引っ掛けて相手を転がした