ーガサッ…
今、何か音が…
猫かなんかかな?
公園から出た途端、二人の男が立ちふさがった
その目はニヤニヤとこっちを見ている
…気持ち悪い
「あの、何か?」
赤いアイスを持った赤羽が警戒しながら尋ねた
「何か?だってさ。ギャハハッ
何にしようか?」
「あー…ナンパっことで良いんじゃねぇ?」
「じゃあそれで。ついてきてくれるよな?……莉ー音ちゃん?」
ぞわっと鳥肌が立った。気持ち悪い
こんなやつに名前呼ばれるとか
しかも、馬鹿にしてる
反応しないのを肯定と取ったらしい
男たちが近寄ってきた
私は赤羽を後ろに隠し、
「この子には手を出さないで」



