「ああ。莉音を誘いに来たんだ」
「一緒にごはん食べない?と思ったんだけど…難しいかな」
莉音の右足に目を向けながら言った
視線に気づいて、苦笑いで言う
「体育でちょっと…失敗しちゃって」
自分では気づいてないんだろうけど、若干暗い表情をしている
「そっか…じゃあ今日はやめとくか」
「えっ、いえ、行きます。大丈夫です!」
千里は少し考える素振りをして、
「よし!じゃあ、こう連れてく」
莉音を抱き上げた
「きゃあ!?」
「ちょっ、千里!?ここ廊下!」
騒いでいる俺達の後ろで赤羽が迷っているような表情をしていたのに気づいていなかった