誓い《続》



莉音の腕が腰に巻きついてて動き辛かった


莉音は子供っぽい、拗ねたような顔でまだくっついている


「莉愛は、祥太が大好きなんだな」


「うん…しょーた、好き…」


あ…眠そう。ていうか、寝た


「お嬢様、酔ってましたね」


「ん?あぁ。これ食べてな。あんなに弱いとは…」


ご主人様が指し示したのはチョコレート


ほんと、お酒入りだ


「いや、これ、結構お酒入ってますよ」


父さんに付き合わされてたまに飲んでいる僕でも3個も食べれば酔うだろう


「そうか?気に入ってるんだがな」


かなりお酒が強いんですね
…あれ?でも、奥様はそうでもなかったはず…