四人で庭のテラスに向かった そこにはすでに、父さんが紅茶とお菓子を用意していて 僕は再び、執事なんだけど…と迷ってしまった 父さんが仕事してるのに息子が、ってどうなんだ? 父さんに目で訴えかける 気付いて、困ったように笑う 諦めろと言われたような気がした 奥様がみんなに座るように促し、それぞれ座った 疑問に思うのを諦めた僕は、 この後何を話すんだろう、なんてことは一切考えてなかった 多少でも考えていたなら、そこまで狼狽えはしなかっただろう