誓い《続》



言って起き上がろうとする莉音
…だが起き上がれないようだ


「ちょっ、千里さん!急に力込めないでくださいよ!」


いつもなら傍観してるんだけど…


「千里、やめろ」


なぜか止めに入ってしまった


千里が俺の方へ振り向く


「いや、えっと…ほら、話まだ終わってないだろ?」


「…ああ、ごめん」


千里は納得してなさそうだが、ご主人様方の方へ向き直る


「話はわかった。
莉音さんをしばらく早乙女家でお預かりすればいいんだな」


「はい。お願いします」


莉音が口を挟む間もなくとんとん拍子に話が進んでいった