「なんで、今なんですか?」
めったにしないのに…
これじゃあ、我慢できなくなるじゃないですか
「…ごめん。嫌、だった?」
首を横にブンブン振る
すると千里さんは笑って
「なら良かった」と言った
「よし、じゃあ行くか」
「どこにですか?」
「着いてからのお楽しみ」
千里さんがいたずらっぽく笑って、
私を抱き上げた
「せ、千里さん!?歩けますから!」
しかもお姫様抱っこって…
さっきもでしたけどぉ!
さっきはそりゃ、そんなこと考えてなくて…
「いいんだよ。俺が莉音を離したくないだけだから」
そんなこと言われたって…
このまま外に出るのは恥ずかしすぎますよ



