「おっ、祥太起きた?」
あれ…僕、なんで寝てたんだっけ?
「莉音、ほら」
おずおずと申し訳なさそうに莉音が来た
「あの、祥太、ごめんさない」
「…?なんで謝んの?」
「祥太、落ち着いてくれなくて
千里さんが危ないと思ってつい…」
「手が出てしまったということだ」
話を聞いて思い出した
千里に…悪いことしたな
「莉音、莉音は悪くないよ。
千里、ごめん。“あの言葉”を聞いて、思わず掴みかかってしまって」
「いいよ。それより、祥太も起きたし…
“あの言葉”の続きを話そうか」
続き?
俺…話の一部だけ聞いて、早とちりしてたのか…うわー



