誓い《続》




あ…このお庭……


覚えているわけではないけど、なんか懐かしい感じがする


後で、来たいな


お庭を眺めながら歩くうちに、玄関に着いた


そこで少し待ってるように言われた


少しの沈黙の後、千里さんが言った


「なあ莉音…来て、良かったか?」


?どうしたんでしょう、いきなり


「良かったかと言われると、わかりません
でも……悪くはなかったみたいです」


「…そっか。なら良かった」


そう言って、私の頭をくしゃりと撫でた


気持ちいいな…


思わず目を閉じると、少しして唇に何かが触れた