「そう…それから命は瑠花に縛られることになったんだ。」      


残念そうな顔をする皐月くん。
なんだか寂しそうに見えた。



真利ちゃんはキッとしたキツメの顔になって皐月くんに言った。




「その束縛のせいでこれからも杏里が狙われるってこと?」


そうだった。
そんなに、束縛が激しいなら私がまた、瑠花ちゃんに狙われる可能性もある。



さすがに…怖いな。