*ハツコイの味*-空色のキミに-

「そーそー!」


皐月くんは太陽みたいな笑顔で私に笑いかけた。
その笑顔を見ると不思議と引き寄せられる何かがあった。



なんか、見たことあるような……。
黒髪、黒目……。



そんな人はどこにでもいる。
そのどこにでもいる典型的な日本人とでも間違えたのかな?





私が唸ってる間に皐月くんはニコニコしながら話しかけていた。


「俺さー、ずっと杏里ちゃんに話したかったんだよね!」


「え、そうなの??」


ホント、初耳。
そんなに話したかったんなら話しかけてほしかったよ……。