あの部屋には私への悪意しかない。 紙袋に入った白の短パン、黒のセーターにこれもまた黒いチョーカーを取り出して着替える。 スニーカーを履いて倉庫の裏口から出ていく。 やっと逃れられた。あの空間から。 外はもう真っ暗で少し肌寒い。 とりあえず繁華街に入ってみることにした。 毎回のことだけど体が鈍ってるし、 暴れないと気がおかしくなりそうだ。