ガチャッ 「りゅうくん…ッとみかっ…げちゃん?」 明らかに私には怯えた様子を見せる裕華さん。 龍哉も私を降ろして、裕華さんのもとへ行った。 幹部さん達にも凄い睨まれる。 一応私も幹部の1人なのに。 「ごめんなさい。ちょっと出掛けてきます。」 そう言ってふらつく足で自分の荷物が置いてある部屋に戻って着替えることにした。 月姫が……裕華さんが来るまではみんな妹のように可愛がってくれたのに結局私は、 それまでの存在だったということだ。