早くこの空間を抜け出さないと、龍哉に泣きついてしまいそうでベッドを出た。 なのに、ふらついて龍哉に無理するなと抱きあげられる。 拒否しようとしても、なかなか力が入らず諦めた。 出るか?と聞かれうんと頷く。 龍哉のスウェットを着ている自分に気付いて心地いいのと同時に、月姫になんと言われるかわからないとも思った。 その間にも、龍哉は幹部室に向かっているようだった。 その部屋の扉からはお姫様と幹部さん達が楽しそうにはなしている。