影姫にあいを


いつもの可愛らしさは微塵もない。

人を愛しすぎるとここまで変わるものなのか。私もこんなにハッキリと愛せたらな。

「龍哉は私を愛してないです。だからこんなことしても無駄ですよ。」

「じゃあなんで!なんで龍哉はあなたを見るの!私は愛してもらえないの!」

ヒールのついた靴で私の体を蹴って踏み付ける。

背中もお腹も痛い。

裕華さんは愛されてるのに。周囲からの愛に龍哉が裕華さんを気づかう愛に気づいていない。

私はなんの抵抗もしないでその後も殴られ続けた。

理由はただ裕華さんが可哀想だったし、
抵抗できないということもあった。