くっそ~こんなに一方的に言われて、何だかものすごく腹が立つんですけど! でも、こんなに近くで才賀のことを見ることなんてないから、今のうちにガン見しとくわよ! 「お、覚えてなさいよ……! 今に、あの時は大口たたいてすみませんでした!って言わせてやるんだから!」 「それ、敗者が勝者に向かって言う、犬の遠吠えみたいだな」 「せ、宣戦布告よ!」 「ふーん」 そして才賀は私を離す。 いつまでも余裕の表情を崩さず、クッキーの様子を見にキッチンへ戻った。