五分後―― 「じゃあ。その粉を200グラム入れろ」 「このくらいかしら?」 「おい、誰が目分量でいいと言った。ちゃんと秤を使え」 「だ、だって、お茶碗一杯分が200グラムでしょ!?」 「重さが違うから見た目の量も違ってくるだろうが……」 初めからなんだか不穏な空気が漂っているけど、でも、才賀は私の隣で丁寧に教えてくれている。