すると才賀は「そんなことって」と言って笑った。 「どっかの誰かさんは、一人で家で寝込んでいるのが嫌だからって、家の人を無理やり休ませてたがな……」 「え……え~誰なんだろうその人~変な人~」 や、やっぱり才賀はあの時、私が一人でいると寂しいって分かってて休んでくれたのね……。 「(風邪が移ったっていってたくせに……とんだ嘘つき)」 だけど、才賀のやさしさが染みて嬉しくなる。 私も、今の才賀を安心させてあげたい。