「ごめんって、何が……」 「私……何も才賀の役に立ってない」 「そんなこと……」 「苦しんでいる人を目の前に、自分が何も出来ないのは、それはもう罪なの」 「じゃあ、お前、いま罪人なのかよ……」 「即逮捕レベルのね」 シュン――落ち込んでしまう。 普通の女の子だったら、好きな人が困っていたらあれやこれや手を貸すでしょうに、私ったら……。