マスク少女


藤堂 あすか

「え?しぃ?!!」

バタバタと走って行ってしまった。
もしかして、今日のしぃの様子が変だった原因が

ガタンッッ!!

「和樹てめえ!!なんでお前がここにいんだよ!」

こいつだったとわね。

マッツンが七瀬くんの襟に掴みかかる。
完全にキレてるわねー
いつもの私なら止めるけど、今回ばかりは止める気がないわ。

だってそれだけの事をしたんだから

でも、しぃがこんなとこ見たらきっと嫌だと思う
だから

「マッツン!そんな奴ほっときな!手を出す価値もないんだから。」

私だって一発、いや思いっきり何発も殴ってやりたいくらいだわ!!

「ちょっとなによ〜その言い方〜!」
「七瀬くんに失礼じゃん!」
「なんなの?」

クラスの女子が口々に物を言い出し始める。うるさいわね〜!

「部外者は黙ってろ!!これは…俺らの問題だ!」

お!私の言おうとしたセリフをマッツンが言った。ナイスよマッツン!

「…ッ、松本くん!」

普段マッツンがキレてるところなんてないのに、女子にキレるなんて驚きね〜。

女の子の方もあまりの驚きでショックを隠しきれてない。

「マッツン!もう行こっ!」
「あぁ…チッ。」

七瀬くんをバッと話すとマッツンは保健室の方へ行ってしまった。

私は、しぃを探さなきゃ!!!

しぃが向かう場所なんてわからないけど、でも空き教室なんて私の学校は鍵がかかってるし、トイレにいるわけないし、走って行った方向的に

「ハァハァ…屋上…。」