「理亜。 ちゃんと可愛がってあげるんだぞ。 お前は表情はないが優しい子だと パパ信じてるから」 表情がないのは余計だ。 パパとか、自分で言うな。 パ、げふんげふん 父は犬小屋に 水入れ ご飯入れを 庭に設置しながら言う。 「それにしてもでかいな。 なんていう品種なんだ? ん?」 父は犬小屋の設置が終わると 母からのらを取り上げて ゴシゴシ となでている ちょっと、 いや、 かなり痛そうだ。