ビクっ ノラは肩を揺らした。 「悪かった、あの時、私が お前のリードを離して お前を置いて ぴょん吉とじゃれあって」 「うるせーもうしゃべるな。」 そういったノラはさっきよりも泣きそうな顔をしていて 私は内心焦る。