ノラの声がうるさかったのか、 みかんは部屋を出て行こうとしていた。 私はその背中に 「みかん また頼む。」 というと一度足を止め こちらを振り返って にゃー と一声と何やら楽しそうにないた。 「もうくんなよ。」 そういうノラを優雅に無視して 私の部屋を出ていった。