普段は遠慮無しにガーガー言うカルロだが…
今は自分の命がかかっている為か、
普段のようにはならない。
「焼くに決まってるだろ。
あっ……。いいぞ。焼かれなくても。」
当たり前みたいな顔をして言う
リヒトだったが……
途中で考え込み、今のカルロにとって
これ以上嬉しいことはない言葉を
リヒトは言った。
カルロは涙ながらにリヒトを褒める。
「さすがッ。リヒトッ。」
リヒトは、「はいはい。」とカルロの声を
聞き流して、真剣な様子で言う。
「…条件がある。」
「条件?…いいぜッ。焼かれるよりは
マシだからな。
で、条件は何だよ?リヒト。」
上機嫌でいるカルロにとって、
かなりこたえる言葉だった。

