「ねぇ…彰、」 そしてまた繰り返す。 「ん??」 傷つくだけ 「大好きだよ…??」 そうだと、わかっていても 「どうも、」 聞いてしまう複雑な心。 「彰は??」 彰はチラッと横目で私を見て、 無言でスクッと立ち上がり 私の目の前に座った。 チュッ… 冷たい、冷たいキス。 「これで、いいんだろ。」 冷たい言葉。 なんだか何もかもが冷たく感じる… 今日は、何故か鳴らない電話。 あれがある意味帰るタイミングになっていたのに…。