こんなに近くに細川クンがいる。

いくら寒くても優しくて、ホカホカ温かい。



「あんな…明日の予定は?」

「明日。うん!バイトもなかった」

「おぉっ。いいねぇ。どこか行くか?」

「うん。どこ行こう……」



そんなこと言ってるうちに、私たちは寝てた。

そう。細川クンがいる安心感から、ぐっすり寝れる。



「でも、不用心だよ」



細川クンが何を言ってるか分からない。



「そんなお前もいい」



頭を撫でられた。

しかし、夢の中だった私は知るはずがなかった。