目立つこともなく深呼吸をしていて、笑えた。
「……はい」
「いや。何を考えてるか分からない」
「そっか。でも早く言って」
この人、何を考えてるか分からないんだ。
俺の隣に来ては、俺を見上げる山下さん。
ツンとした冷たい視線と、口を閉じていると緩くえくぼが見えた。
「えくぼあるんですね」
「はい、片方だけ」
そう言って俯く彼女は寂しそうな目をしていて、空を見つめた。
「見ないでください」
「……はい」
「いや。何を考えてるか分からない」
「そっか。でも早く言って」
この人、何を考えてるか分からないんだ。
俺の隣に来ては、俺を見上げる山下さん。
ツンとした冷たい視線と、口を閉じていると緩くえくぼが見えた。
「えくぼあるんですね」
「はい、片方だけ」
そう言って俯く彼女は寂しそうな目をしていて、空を見つめた。
「見ないでください」


