虹色モノ語リ

「お前、は、......何者なん、だ?」


男はあたしの言葉に
何かを感じ取ったのか、
あたしが何者か、を聞いてきた。

別にあたしは何者でもないんだけどな。


「通りすがりの何の取得もない、
...ただの女だよ。」

そう言ってから、振り返らず歩き出した。


“闇影族”の倉庫はすぐ近くにある。
間違いない。

あと少し歩けば......。