虹色モノ語リ




…流石だな。

翠と碧だけだと思ってたが、燐も、か。



碧「ここは、
  ちゃんと作戦考えてからいこう。」



藍「そうだな。」


それからあたし達は、
一日中作戦について話しあった。

互いに意見を言っては議論。


質問があっては議論。



不満があったりしたら議論。




そんなこんなで、
気がつけばやっと話がまとまっていた。



藍「じゃあ......喧嘩で勝つ、ってことか?」


紅「そういうことになる、な。
  いけそうか?碧。」


碧「下っ端の奴らは問題ないだろうね。」


燐「............幹部。」


黄「それは......頑張ろ!」


翠「まぁ〜、そーいうことだ!
  心配しないで、藍ちゃん。」


藍「......〜っ、分かった。」




そうしてあたし達“色彩族”は、
あいつらへの、
“闇影族”への対策を立てた。


正直、まだあいつらの事は怖いし、
会いたくない。

でも、狙いがあたしだというのなら――
あたしにだって考えがある。

みんなに言ってないけど。

それは――――


黄「藍??どうしたの?大丈夫?」

藍「......?大丈夫だ。」



いざとなったら......あたしは......。

皆と縁切ってでも助ける。