**――ガチャ、ギィー。


暖かな春も終わりに近づき、
もうすぐ、
暑い暑い溶けてしまうような暑さの
夏がやって来る。



「「「「おせーよ(おそいよ)!!」」」」


藍「おぅ。わりーな。」


紅「おう。わりーな。
  ......じゃ、ねーよ!!」


藍「はいはい、紅は黙っててな〜」

紅「んだ、こら!」

碧「まあまあ。
  喧嘩しないでね〜。」



あたしは久しぶりに倉庫に来た。
普段は学校で事足りるからだな。

今日はなにか、特別な日、らしいんだ。

なにかは聞かされていない。


藍「とりあえず、今日なにがあるのか
  教えてほしいんだけど?」




ずっと気になっていた。
なにしろ、前の…過去の傷があるからな。


新しい仲間…とかだったら、
あたしは………、また……。


黄「それはね〜?
  ひ・み・つだよ!」

翠「だいじょーぶ、だいじょーぶ。
  悪いことじゃないよ?藍♡」


ぎゅっ。

と翠はあたしを抱きしめてきた。



翠は
不安を取り除こうとしたんだろーけど、
藍「やめろ。((ボコッ」

ごめんな。
あたし、こーゆーの無理なんだわ。