母「あんたが行く高校は
あたしら初代“華珱族”の奴らが
理事長やら担任やってるところ
だよ。」
藍「......郁斗(イクト)さんとかか?」
郁斗さんは、
母さんが総長やってた頃の仲間。
雪村郁斗(ユキムライクト)32歳
初代“華珱族”の副総長。
華珱族の中で一番しっかりしていた、
と聞く。
本当かどうかは知らない。
郁斗さんはハッキング担当だった。
容姿は銀髪、長身、青目。
本人的には
“雪”をイメージしてるらしい。
母「そうよ。」
母さんは、はっきりとそう言った。
母「郁斗は理事長。他の奴らも居るわ。
例えば、瑞樹。
コイツはあんたの担任。」
藍「瑞にぃ......?」
......嫌な予感しかしない。
立花瑞樹(タチバナミズキ)30歳
初代“華珱族”の幹部。
その当時はチャラ男だった。
今はどうか知らない。
昔よく遊んでもらった人だ。

