虹色モノ語リ




琥珀「次、行くぞ。
   総長不在時、
   総長の代わりになる、分身担当
   『八雲陽飛ーYagumo Haruhiー』」 

陽「……!………はい。」







琥珀「では、副総長を言う。
   副総長は総長の右腕だ。
   総長がいない時、取りまとめる役は
   副総長にまわる。
   それを忘れるな。
   『風早瞬ーKazehaya Syunー』」


瞬「は、はいっ!!」





琥珀「では、最後に………。
   総長を言う。
   総長は………






   『華咲藍』、お前だ。」



藍「え、……え!?
  あ、あたしっすか……!」


琥珀「そう。お前だ。他に誰がいる?
   この族をよろしくな。」






嬉し涙がでた。

この頃はすぐ泣く奴だったからな。


琥珀「では、今日から
  “琥珀族”改“藍華族”だ。
   オレらがつけた名だから
   大事にしろよ!」


“藍華族”の幹部は
全員中2、という異例の事態となった。



そこから涙のお別れ会。

今までお世話になった先輩達との。



そこらへんまではまだ良かったんだ。


伊吹眞白。

アイツのせいで……――、狂った…――。