琥珀「オレはお前が気に入った!!
   お前、“琥珀族”に入れ。」


下っ端「珍しい………。滅多に
    仲間を入れない琥珀さんが。」

下っ端「自分から声を掛けるなんて…。」



そうなのか。

こいつは滅多に仲間を入れないらしい。


信頼したものしか雇わないんだ。


でも。
……なぜあたしが?


琥珀「なぜ?ってカオしてるな。
   いんだよ、理由なんてどーでも。」



琥珀「それより、入るか?入らないか?
   ていうか、入れ!」


は、はぁ………。

こいつには敵わないと思ったあたしは、
入ることにした。


その日から毎日倉庫に通っていた。

あたしは喧嘩のことしか
頭に無くなっていた。


琥珀さんは本当に良い奴で。

なんて言うか。

すごい憧れた。


本当に、あこがれだった。