……。

言い返す言葉がない。


琥珀「しかも、負けてんじゃねーか。
   オレらが手を貸してやるよ。」


は?

冗談じゃねぇ。



藍「お前らにはカンケーねぇだろッ!
  ほっといてくれ…!」


琥珀「嫌だね。
   おいお前ら!行くぞッ!!」



「「「うぉおおおお」」」



藍「おいッ!人の話を―っ!」


琥珀「別にオレが誰を助けようと、
   オレの自由だろ?」


そう言って、爽やかな笑顔で言ってきた。


人の為に何かをする。

その意図が、
当時のあたしには理解できなかった。



考えているうちに、決闘は終わっていた。

幹部の奴らは傷ひとつついていなかった。


敵の奴らは全滅していた。


どうやら、あたしに恨みがあるらしい。
前に仲間をボコボコにされたとか。


……こいつら。
どんだけ、強いんだ?

琥珀がよし、と言った。