今さら気づいたのかよ……。遅ぇ。 強がってて意地張ってる癖に、 天然なのか、コイツ。 紅「オレが連れてくから。ついて来い。」 言われるがまま、ついて行った。 別にその族の姫になるつもりはない。 絶対ならない。 ……そう思っていた。 そのまま、一言もはなさずに 目的の倉庫へ。 ところが、倉庫が現れる気配がない。 狭い路地を歩く。 すると前から人影が……。 ??「よォ〜。色彩族総長さん?」 ………誰だ?