───あれから3ヶ月。 私はいよいよ高校生になる。 本当は……友哉と行くはずだったんだけど。 私が……。 制服に着替えながらふと机を見る。 私の隣で笑う友哉の写真。 この頃にはもう……戻れないんだね。 「じゃあ……行ってくるね。友哉。」 写真に向かってそうつぶやいて私は部屋を出た。