私がアイツに恋する時。




「賀菜?あなた大丈夫なの?」



お母さんの声で目を覚ます。



「う……ん。」



体が熱い。

きっと熱あるんだ。



「今日は学校休む?」



………。


今日?



「え……今日は日曜じゃ……。」

「何言ってるの?あなた昨日一日中部屋にこもってたじゃない。」



……じゃあ私、一日中寝てたってこと?


一昨日のこと、どれだけショック受けたんだろう。


いや……もしかしたらやっと解放されて今までのストレスが爆発したのかも。




「どうする?学校。」

「……休む。」



これじゃ中学の頃とまるで同じ。


夏休みまであと4日。



学校はもう……行かなくていいかな?



「じゃあ学校に電話しておくね。」

「うん。」

「あ、そろそろ友哉くんのお参り…行ってあげたら?」



………そっか。もう半年も経つんだ。