ブチッ あれ……切れた。 アイツのことだからもっと話するのかと思った。 ピピーー あ…焼けたみたい。 ……ああ。 ひさしぶりだこのにおい。 チョコレートケーキ。 袋に入れてしばらくおいておく。 そしてメモを入れた。 【この前助けてくれたお礼。よければ食べて。腕…気付かなくてごめんね。】 ……よし。 これだったら大丈夫だよね? 早く夜にならないかな……。 と思いながら私はその袋は玄関に置いておいた。