「なんでもないことないでしょ?」

「本当になにもないからっ!」

「だから…「もう…いいでしょ?晴香、ジュース買い終わってるよ?」」



秋穂と中林のやりとりを呆然と見ていた男子2人と女子3人。



「ほら…帰るぞ。」


先に帰ったのは中林たち。


あのキズを隠すようにして…帰っていった。


「どーして止めるの?」

「別に…いいじゃない。今は言いたくないみたいだし。」



……理由多分私のであってる。



「それもそっか。まー後で聞いておくね。」



自分であのときのって言う勇気はなくその場を流してしまった。


秋穂になんて言うのかはわからない。

けどきっと私を守って…とは言わないんだろうな。